不動産屋が高年収サラリーマンにつく定番の嘘【不動産投資】|神奈川の不動産投資、新築アパート経営は横濱コーポレーション

不動産屋が高年収サラリーマンにつく定番の嘘

高年収サラリーマンは、実は不動産投資業界において最も狙われやすい層のひとつです。
年収1,500万円〜2,000万円を超える方は、税負担の重さや多忙さから「合理的に解決したい」という心理が強く働きやすく、その隙を突いた営業トークが数多く存在します。
本記事では、投資会社の取締役の視点から、不動産営業が高年収層に対して用いる“定番の嘘”を7つに整理し、その構造的な問題点を解説します。


【①不動産投資で節税できて手残りが増える】
最もよく使われる切り口が「節税」です。
確かに減価償却によって一時的に所得税・住民税は下がります。
しかし重要なのは、「税金が減る=得をする」ではないという点です。
将来的に売却時の譲渡所得税が増える構造になっており、税金は単に先送りされているに過ぎません。
さらに、空室・修繕・金利上昇・管理費などのコストを加味すると、節税効果を上回る損失が発生するケースもあります。
結果として「節税しているのに手残りが減る」という逆転現象が起こるのです。


【②自己資金0円・フルローンで負担なし】
次に多いのが「自己資金ゼロで始められるので安心」という説明です。
しかしフルローンは、裏を返せば最大レバレッジ状態です。
毎月の返済負担が重くなり、わずかな空室や金利上昇でも一気に赤字へ転落します。
さらに売却時にローン残債が売却価格を上回れば、追い金が必要になるケースもあります。
「お金を出さない=安全」ではなく、むしろリスクが最大化される構造です。


【③サブリースだから空室リスクゼロ】
サブリースは「家賃保証」と説明されることが多い仕組みです。
しかし実際には、保証賃料は永久固定ではなく、数年ごとの減額改定が存在します。
市場家賃が下がれば、保証額も当然引き下げられます。
また、保証されているのはローン返済ではなく、あくまで業者が設定した賃料です。
空室リスクが完全になくなるわけではありません。


【④丸投げで完全放置OK】
管理・運用・クレーム対応はすべて代行できる、という説明も一般的です。
しかし管理会社は“味方”ではなく“受託業者”です。
入居付けの戦略や修繕判断によっては、オーナーに不利な運用が行われることもあります。
例えば、家賃を高く設定しすぎて空室が長期化したり、不要な修繕費が発生するケースです。
丸投げは安心ではなく、判断停止を意味することがあります。


【⑤あなたの属性だから非公開物件です】
高収入層ほど刺さりやすいのが「特別扱い」の演出です。
しかし本当に条件の良い物件は、公開すればすぐに買い手がつきます。
わざわざ非公開にする理由は基本的にありません。
非公開物件の多くは、公開すると割高であることがバレやすい案件である可能性があります。


【⑥上司に掛け合って特別に値引きしました】
一見すると交渉成功のように見える演出ですが、実態は異なります。
最初から値引きを前提に価格設定されているケースも多く、“値引き後価格=適正価格”であることも珍しくありません。
重要なのは値引き額ではなく、周辺相場との比較です。


【⑦他にも検討者がいるので今すぐ申込を】
最後に、最も強い心理トリガーが「希少性と焦り」です。
「他の人に取られる」という恐怖は判断力を大きく低下させます。
しかし冷静に考えれば、十分な比較検討なしに意思決定することは非常に危険です。


【なぜこれらの“嘘”が成立するのか】
これら7つの共通点は明確です。
それは「売った時点で営業側の役割が終わる構造」にあります。
売却後の空室、修繕、家賃下落、金利上昇、売却損は営業担当の責任範囲外です。
そのためリスク説明よりも、購入ハードルを下げる言葉が優先されます。


【本当に重要な見極めポイント】
不動産投資で失敗しないために重要なのは、「売った後も責任を持つ会社かどうか」です。
賃貸管理まで一貫して行う会社は、空室や修繕のリスクを自社で負うため、不合理な物件を販売すること自体が自社の損失になります。
結果として、長期的にキャッシュフローが成立する物件のみが扱われる構造になります。


【まとめ】
高年収サラリーマンが不動産投資のターゲットになりやすいのは、能力ではなく環境要因です。
大切なのは、「節税」や「手軽さ」といった言葉ではなく、出口戦略と管理体制まで含めた総合的なリスク評価です。
冷静な比較と構造理解が、資産形成の成否を大きく分けることになります。
 

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