不動産投資に「近道」はありません。しかし、長年にわたり300人以上の投資家と向き合ってきた経験から言えば、成功する人には明確な“共通の習慣”があります。
今回は、投資会社の取締役としての視点から、成功率を高めるために今日から実践できる４つのポイントをお伝えします。
不動産は「良い物件が出る頻度が極めて少ない」マーケットです。
成功する投資家は情報が出てから24時間以内に意思表示（買付証明）を出すことも珍しくありません。
重要なのは準備と経験値。過去の融資実績や自己資産の把握により「この価格帯なら融資が付くはずだ」という予測が立てられる人は、スピードを持って有利なポジションを取れます。
日常の小さな決断力（例：外食での注文が早い、人が困った時に即対応できる）も投資に活きます。
良い担当者・良い不動産会社に出会えるかどうかは、投資の成否を左右します。
ポイントは「メリットだけでなくデメリットも正直に説明するか」。自社の利益だけを優先する営業は要注意です。
信頼できるパートナーは、リスクや想定される課題も明確に示し、長期的な視点であなたの目標に合った提案をしてくれます。信用は短期間では作れませんが、面談での質問の質や応対の誠実さで見抜けます。
投資の方向性（エリア・価格帯・専有面積・入居ターゲットなど）を事前に定め、それをブレずに守ること。
営業担当者から「あなたにぴったりです」と言われても、その物件が自分の軸に合致しているかを冷静に判断できることが重要です。軸が曖昧だと決断が遅れ、優先度も下がりやすく、結果として好機を逃すことになります。軸は市場変化に応じてアップデートすべきですが、むやみに迷走しないことが肝心です。
初心者が一棟購入まで到達するケースは、短期間で飛躍する人ばかりではありません。
面談での学び、シミュレーションの反復、銀行とのやり取りで得る経験値――これらを一つずつ積み上げる人が最終的に複数棟を所有します。
実際、ゼロから始めて半年～1年で一棟購入、その後継続的に買い増す例は多くあります。
大事なのは「短期の結果」だけでなく、継続的な学習と誠実な対応です。人間味あるコミュニケーションが、応援や優遇につながることもよくあります。
・成功する不動産投資家の共通点は、単なるテクニックではなく「習慣と姿勢」にあります。
・決断力（スピード）を養うこと。
・信頼できるパートナーを見抜く目を持つこと。
・自分なりの物件選定基準を明確にして守ること。
小さな経験を確実に積み上げ、着実にステップアップすること。
これらを意識するだけで、あなたの勝率は確実に上がります。まずは自分の投資軸を書き出し、信頼できる担当者と面談を重ねることから始めてみてください。
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