最近、「金利が上がった」というニュースをよく目にするようになりました。
これから不動産投資を始めようとしている方にとっては、「今のタイミングで投資をして大丈夫なのか」「金利上昇はどれほど影響があるのか」と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると、影響は確実に出ます。
ただし、その影響は「感覚」ではなく、「数字」で見ていかないと正しく判断できません。
今回は、金利上昇後に1億円の新築木造アパートを購入した場合、実際にどれくらい手残りが残るのかを、具体的なシミュレーションをもとに解説していきます。
ニュースでは「金利上昇」という言葉が一括りで使われがちですが、実際には政策金利の引き上げを指しています。
この政策金利が上がることで、各金融機関が扱うローン商品の金利も上昇する可能性が出てきます。
これは住宅ローンだけでなく、アパートローンなどの投資用ローンにも共通する話です。
ただし、不動産投資ローンの場合は、
・個人の属性
・物件の内容
・金融機関との提携状況
・不動産会社の実績
といった要素によって、金利上昇の影響度合いは大きく異なります。
「政策金利が上がった=すべて同じだけ金利が上がる」という単純な話ではありません。
まずは分かりやすく数字で比較するため、以下の前提条件を設定します。
物件価格:1億円
表面利回り:6.3%
空室率:5%
運営費用:20%
借入期間:35年
この条件をもとに、金利ごとの返済額と手残りを見ていきます。
今回は、金利を以下の3パターンで比較します。
1.75%、2.00%、2.25%
金利1.75%:約31万9,000円
金利2.00%:約33万1,000円
金利2.25%:約34万4,000円
金利が0.25%上がるごとに、年間で約15万円返済額が増える計算になります。
1.75%と2.25%を比べると、年間で約30万円の差です。
年間手残りはいくらになるのか?
この物件は利回り6.3%のため、年間家賃収入は約630万円です。
ここから、
空室率5%
運営費用20%
を差し引くと、返済前の実質キャッシュフローは約472万5,000円となります。
そこから返済額を引くと、手残りは以下の通りです。
金利1.75%:約90万円
金利2.00%:約75万円
金利2.25%:約60万円
金利が0.5%上がるだけで、年間手残りが約30万円削られる。
これは数字以上に、実感としてはかなり重く感じる部分です。
次に、頭金0円と1,000万円を比較してみます。
金利は中間の2.0%で見ていきます。
頭金0円: 約33万1,000円
頭金1,000万円: 約29万8,000円
月々で約3万3,000円、年間で約40万円の差が出ます。
確かに、頭金を入れれば手残りは増えます。
しかし、手元資金が減るリスクも同時に発生します。
資金に余裕がある場合は問題ありませんが、
限られた資金の中で投資を行う場合、突発的な支出に耐えられなくなる可能性もあります。
「入れれば入れただけ良い」と安直に考えるのは危険です。
金利や融資条件は、自分で完全にコントロールできるものではありません。
ただし、返済期間は比較的調整できる余地があります。
返済期間が短い → 毎月の返済額が重い
返済期間が長い → 毎月の返済額が軽い
金利上昇局面では、いかに返済期間を長く取れるかが、手残りを確保する鍵になります。
そのためには、
・金融機関評価が出やすい物件
・融資条件に強い不動産会社
この2点が非常に重要になってきます。
結局のところ、金利上昇に耐えられるかどうかは物件力に尽きます。
長期的に空室が出にくい
築年数が経過しても家賃下落を抑えられる
エリアによっては家賃上昇も狙える
こうした物件であれば、手残りを確保しながら、将来的な売却益も狙うことが可能です。
・金利が0.5%上がると、年間返済額は約30万円増加
・返済額の増加は、そのまま手残りを圧迫する
・頭金は「手残り」と「手元資金」のバランスが重要
・金利上昇局面では、ローン設計と物件力が成否を分ける
今回のシミュレーションはあくまで一例です。
実際には年収や金融資産、融資条件によって結果は大きく変わります。
「自分の条件だと、金利2%台でどれくらい手残りが残るのか」
「頭金は入れるべきか、それとも手元資金を残すべきか」
そういった個別のご相談も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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