「資産が5億円を超えたら、どのような運用をすべきか?」
意外に思われるかもしれませんが、私の元には資産5億円を超える「超富裕層」のお客様が多く相談にいらっしゃいます。選択肢が無限にあるからこそ、何を基準に選べばよいのか、どのようなリスクを避けるべきなのか、悩みは尽きないものです。
本日は、数多くの不動産投資データと実例をもとに、超富裕層が取るべき資産運用の「正解」と、陥りがちな「罠」について解説します。
資産5億円以上の方にとって、最も警戒すべきリスクは何だと思いますか?
それは「日本円を大量に保有し続けること」です。
現金(円)で持つこと自体が悪ではありません。
しかし、現在の円安・インフレ局面においては、現金のまま置いておくことは「資産を減らしている」のと同義です。
インフレへの脆弱性: 物の価値が上がれば、相対的にお金の価値は下がります。
「お金を生む力」の欠如: 現金はそれ自体でキャッシュフローを生みません。
生活資金や教育資金、当面の予備費を差し引いた「余裕資金」は、円以外の資産、すなわち「お金を生んでくれる形」に変えていく必要があります。
選択肢が無数にある中で、成功している超富裕層は以下の3つを基準に投資先を判断しています。
増やす: 資産の拡大。
守る: インフレや景気後退から資産を保護する。
残していく: 次世代への承継や長期的な安定。
特に「失敗したときの傷口が浅いもの(底堅い資産)」を選ぶ傾向が強いのが特徴です。
潤沢な資金があっても、判断を誤れば資産は目減りします。特によくある失敗例は以下の3点です。
節税への固執: 節税を意識しすぎるあまり、収益性の低い商品を購入してしまうケースです。出口戦略でお金を生まなければ、本末転倒と言わざるを得ません。
流動性の欠如: 投資に回しすぎて資金が拘束され、必要な時に動けなくなる「資金ロック」の状態です。
丸投げの罠: 証券会社や不動産会社に運用を完全に任せきりにしてしまい、リスクの所在が把握できなくなるケースです。
資産形成の二大巨頭は、やはり「株」と「不動産」です。
この「テコの原理」に加え、土地・建物という実物資産としての「担保価値の高さ」が、資産を守る(価格が維持されやすい)ことに繋がります。
5億円以上の資産家は、5億円の物件を1棟買うよりも、「1~2億円の物件を複数所有する」戦略をとる方が多いです。
リスク分散: エリアや物件を分けることで空室リスクを回避。
流動性の確保: 3億円以上の大型物件に比べ、1~2億円の物件は買い手がつきやすく、売却(現金化)がスムーズです。
資産管理法人の活用: 個人だけでなく法人を設立し、所得を分散させることで、実質的な節税と資産保護を両立させます。
平均的なペースとしては、年に約2棟ずつ買い進めていくのが、無理のない健全な拡大スピードと言えるでしょう。
資産規模が大きくなるほど「守り」に入り、現金を溜め込みがちです。
しかし、真に資産を守り、残していくためには、勇気を持って「お金を生む資産」へと組み替える必要があります。
私がもし今、手元に資産5億円があれば、迷わず「自己資金2,000万円+融資8,000万円」の1億円物件を5棟購入します。
利回り6.5%で運用すれば、年間約750万円のキャッシュフローが確保でき、これは将来の揺るぎない収入の柱となります。
投資の方法は、その方のライフプランによって千差万別です。
ご自身の資産運用にお悩みであれば、ぜひ一度ご相談ください。