不動産投資初心者に高利回りの一棟アパートをおすすめしない理由とは?|神奈川の不動産投資、新築アパート経営は横濱コーポレーション

不動産投資初心者に高利回りの一棟アパートをおすすめしない理由とは?

不動産投資を検討し始めた方が、最初に必ずと言っていいほど目にするのが「利回り」という数字です。
ポータルサイトを見ていると、表面利回り10%、12%、中には15%超といった一棟アパートが並んでいることもあり、「こんなに利回りが高いなら、かなり儲かるのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、不動産投資初心者の方に、高利回りの一棟アパートは基本的におすすめしません。
理由はシンプルで、高利回り物件ほど「見えないリスク」を多く抱えている可能性が高いからです。


利回りは「儲かる指標」ではない

まず大前提として理解しておきたいのが、
利回り=儲かるかどうか、ではないという点です。

多くの方が目にするのは「表面利回り」です。
これは、年間家賃収入÷物件価格
という非常に単純な計算式で算出されます。

つまり、「満室で、家賃が一切下がらず、コストも考慮しない」前提での数字にすぎません。
実際の運用では、管理費、修繕費、固定資産税、保険料、空室時の広告費など、さまざまなコストが必ず発生します。

これらを差し引いた後に残るのが実質利回りです。
表面利回りが高い=手残りが多い、では決してありません。



高利回り物件に潜む5つの落とし穴


① 家賃が相場より高く設定されている

高利回り物件で最も多いのが、家賃設定が相場より強気なケースです。

例えば、8世帯の単身アパートで、
本来の適正家賃が「5万5,000円」だとします。

これを1部屋あたり5,000円上げて「6万円」にするだけで、
月額4万円、年間48万円も収入が増えます。

1億円の物件で考えると、利回りは約0.5%も変わります。
この0.5%は、売買価格に換算すると約800万円の差です。

しかし、相場に戻した瞬間に利回りは一気に崩れます。


② 空室リスクが非常に高い

利回りが高い物件ほど、賃貸需要が弱いエリアであることが少なくありません。

仮に8部屋中2部屋が、3か月間空室になるとどうなるでしょうか。
家賃6万円の場合、

6万円 × 3か月 × 2部屋 = 36万円の減収

さらに、空室が長引けば広告費やフリーレントなどの募集コストも増えていきます。


③ 運営費・修繕費を甘く見ている

表面利回りは、支出を無視できるため非常に魅力的に見えます。

例えば、年間家賃収入500万円の物件でも、

  • 運営費15% → 75万円

  • 運営費20% → 100万円

  • 運営費25% → 125万円

と、前提を変えるだけで手残りは大きく変わります。

ここに設備交換や突発的な修繕が重なると、
高利回りどころか、利益がほとんど残らないケースも珍しくありません。


④ 管理状態が悪く、入居者に選ばれない

管理が行き届いていない物件は、
入居が決まりにくく、退去も増えやすくなります。

仮に空室期間が1か月で済む物件と、
管理不全で3か月かかる物件では、1回の入れ替えで12万円の差が生まれます。

単身物件では、3年に1度程度の退去が想定されるため、
年間では数十万円単位の差になることもあります。


⑤ 出口(売却)が極めて難しい

高利回り物件は、
「利回りを高くしないと売れない物件」である可能性が高いです。

家賃を相場に戻し、空室やコストを現実的に見直すと、
利回りが下がり、想定より安く売却せざるを得ないケースも多くなります。

結果として、
高利回りだから買った
→実質利回りは低い
→出口で損をする

という流れに陥ってしまうのです。


利回りに騙されない「引き直し」の考え方

初心者の方に特に意識していただきたいのは、次の3点です。

  1. ・家賃を相場に引き直す

  2. ・空室率・運営費を現実的に置く(15〜25%)

  3. ・売却時の出口まで想定する

この引き直しで数字が崩れる物件は、
初心者の方であれば無理に買う必要はありません。



まとめ|初心者は「守りの強い物件」から

高利回り物件は、確かに魅力的に見えます。
しかしその裏側には、家賃・空室・コスト・出口といった
見えにくい前提条件が隠れています。

不動産投資初心者の方は、
まずは派手さよりも安定性を重視した運用を優先してください。

守りの強い物件を選ぶことが、
長期的に資産を増やすための、最も堅実な第一歩です。

現在検討中の物件が「買い」か「見送り」か整理したい方は、無料個別相談をご活用ください。
数字を一緒に引き直し、客観的に判断していきましょう。

今後も不動産投資・資産形成に役立つ情報を発信してまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
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