アパートローンの返済額はいつ上がる?変動金利の見直し時期と、オーナーが今確認したい4つのこと【更新】 | 神奈川の不動産投資、新築アパート経営は横濱コーポレーション

  • アパートローンの返済額はいつ上がる?変動金利の見直し時期と、オーナーが今確認したい4つのこと

    横濱コーポレーションのスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。

    2026年は日本銀行が6月と9月に政策金利を引き上げ、10月からは住宅ローンの変動金利を引き上げる銀行が相次いでいます。すでにアパートローンを借りているオーナー様からは「自分の返済額はいつ、どれくらい上がるのか」というご相談が増えてきました。今回は、日銀の利上げがアパートローンの返済額に届くまでの流れと、住宅ローンとの違い、そして今のうちに確認しておきたい4つのことを整理します。

    本題に入る前に、当社で実際にアパート経営をされているオーナー様の声もぜひご参考ください。

    ご契約いただいたお客様の声

    アパートローンの返済額はいつ上がる?変動金利の見直し時期と、オーナーが今確認したい4つのこと

    1. 2026年10月、金利はどこまで上がった?

    まずは、2026年10月初めの時点で公表されている主な金利を並べます。

    主な金利の水準(2026年10月初め)
    日銀の政策金利 1.25%(9月18日に1.00%から引き上げ)
    長期金利(新発10年国債) 3.086%(10月2日の終値)
    フラット35(21〜35年)の最頻金利 3.830%(9月は3.460%)
    大手5行の住宅ローン変動金利(最優遇)の平均 1.389%(前月より0.234%上昇)

    フラット35の10月の金利は3か月連続の上昇で、今の制度になった2017年10月以降で最も高い水準と報じられています。変動金利も、10月から大手銀行の一部が引き上げました。

    ここで挙げた数字は、自分が住む家のための住宅ローンのものです。アパートローンは金融機関ごとに金利の決め方が異なりますが、金利全体が上がる方向にあることは共通しています。

    2. 日銀の利上げは、いつ変動金利に反映される?

    利上げから返済額が変わるまでの流れは?

    日銀が政策金利を上げても、その日のうちに返済額が変わるわけではありません。多くの変動金利のローンは、次のような順番で、少しずつ時間をおいて反映されます。

    利上げが返済額に届くまでの一般的な流れ
    1. 日銀が政策金利を引き上げる
    2. 各銀行が「短期プライムレート」を引き上げる
    3. ローンの「基準金利」が見直される
    4. 契約で決められた見直し日に、適用金利が変わる
    5. 決められた時期から、返済額(または利息と元金の内訳)が変わる

    短期プライムレートとは、銀行が信用力の高い企業に短期でお金を貸すときの基準になる金利です。変動金利のアパートローンの多くは、この短期プライムレートに連動しています。

    6月の利上げ分は、どう反映された?

    実際の例として、三菱UFJ銀行の住宅ローンを見てみます。同行は6月の利上げを受けて、短期プライムレートを2026年8月3日に2.125%から2.375%へ引き上げ、住宅ローンの変動金利の基準金利を9月1日に見直しました。金利を年2回見直すタイプの場合は10月1日が基準日となり、新しい金利が返済に反映されるのは2027年1月の返済分からとされています。

    つまり、6月の利上げが返済に届くまで、およそ半年かかる計算です。

    9月の利上げ分は、いつ反映される?

    9月18日の利上げ分については、本記事の執筆時点(2026年10月5日)で、大手銀行の短期プライムレートの引き上げはまだ発表されていません。報道では、11月の短期プライムレートの見直しを経て、12月から2027年春にかけて変動金利がさらに上がる見通しとされています。あくまで見通しであり、時期や上げ幅は金融機関の発表を確認する必要があります。

    3. アパートローンにも「5年ルール・125%ルール」はある?

    住宅ローンの「5年ルール・125%ルール」とは?

    住宅ローンの変動金利(元利均等返済)には、急な負担増をやわらげる仕組みが多くの銀行で設けられています。

    住宅ローンでよく見られる2つのルール
    5年ルール:金利が変わっても、返済額は5年間変えない(利息と元金の内訳だけが変わる)
    125%ルール:5年後に返済額を見直すときも、それまでの返済額の1.25倍までに抑える

    ただし、返済額が抑えられている間も金利は上がっているため、元金の減り方が遅くなります。支払いが消えるわけではなく、後ろに先送りされる仕組みだという点には注意が必要です。また、元金均等返済の場合はこれらのルールは適用されません。

    アパートローンはどう違う?

    アパートローンは、賃貸経営という事業のための融資です。業界メディアの解説では、アパートローンには住宅ローンのような5年ルール・125%ルールが一般的には設けられておらず、基準金利の上昇がそのまま適用金利に反映されやすいとされています。

    金利の見直しの頻度も商品によってさまざまで、毎月見直すもの、年2回見直すもの、見直しのたびに返済額を計算し直すものなどがあります。同じ「変動金利」でも、返済額が上がる時期は契約によって大きく違うということです。一方で、アパートローンでも返済額を一定期間変えない仕組みを持つ商品もあるため、ご自身の契約内容を確かめることが第一歩になります。

    4. オーナーが今確認したい4つのこと

    すでにアパートローンを借りているオーナー様に、今のうちに確認していただきたいことを4つにまとめました。金銭消費貸借契約書(ローンの契約書)や、金融機関から届く返済予定表がお手元にあると確認しやすくなります。

    1. 金利が何に連動していて、いつ見直されるか
    基準になる金利(短期プライムレートなど)と、見直しの頻度(毎月・年2回など)、見直しの基準日を確認します。ここがわかると、利上げのニュースが自分のローンにいつ届くかの見当がつきます。
    2. 返済額が変わる時期と、上限のルールがあるか
    金利が変わったあと、返済額がすぐ変わるのか、一定期間据え置かれるのかを確認します。5年ルール・125%ルールのような仕組みがない場合は、次の見直しから返済額が上がる可能性があります。
    3. 金利が0.5%・1.0%上がったときの手取り
    今の家賃収入と経費のまま、金利だけが上がった場合の手取りを試算しておきます。下の試算例のように、借入額が大きいほど小さな金利差でも返済額の差は大きくなります。
    4. 繰上返済・借り換え・固定金利への切り替えの条件
    繰上返済の手数料、固定金利に切り替えられるかどうか、借り換える場合の費用などを確認します。いざというときの選択肢を事前に知っておくと、慌てずに判断できます。

    金利が上がると、返済額はどれくらい変わる?

    一つの目安として、1億円を30年・元利均等返済で借りた場合の毎月の返済額を計算しました。

    試算例:借入1億円・30年・元利均等返済
    金利2.5% 毎月 約39.5万円
    金利3.0% 毎月 約42.2万円(2.5%より月 約2.6万円、年 約32万円増える)
    金利3.5% 毎月 約44.9万円(2.5%より月 約5.4万円、年 約65万円増える)

    ※当社による単純な計算例です。実際の返済額は、借入残高・残りの返済期間・金利の見直しのルール・手数料などによって変わります。

    金利が1%上がったときに手取りがどれくらい減り、家賃がどれくらい上がれば吸収できるのかは、当社の取締役が動画でも詳しく解説しています。

    【不動産投資のリアルQ&A】視聴者から届いた質問に本音で答えます!金利上昇編

    5. これから新築アパートを検討する方は?

    これからアパートローンを借りる方は、借りる前の段階で、ここまでの4つを金融機関に確認できます。今の金利で収支が合うかどうかだけでなく、金利がもう一段上がっても返済を続けられるかを試算しておくことが大切です。

    固定金利と変動金利の選び方や、金利上昇局面での資金計画の考え方は、こちらの記事でまとめています。

    日銀、政策金利1.25%へ引き上げ決定。金利上昇局面で見直したい、新築アパート投資の資金計画とは

    横濱コーポレーションでは、神奈川エリアでの新築アパートについて、金利の変化をふまえた資金計画のご相談を承っています。すでにアパートをお持ちの方の収支の見直しについても、お気軽にご相談ください。

    ご相談はこちら

    よくある質問

    Qアパートローンの変動金利は何に連動していますか?
    A多くは、銀行が企業に短期でお金を貸すときの基準になる「短期プライムレート」に連動しています。ただし基準になる金利や見直しの頻度は金融機関・商品ごとに異なるため、ご自身の契約書でご確認ください。
    Q日銀が利上げすると、アパートローンの返済額はすぐに上がりますか?
    Aすぐには上がらないことが一般的です。銀行が短期プライムレートを引き上げ、契約で決められた見直し日を迎えてから反映されます。住宅ローンの例では、2026年6月の利上げが返済に反映されるまで、およそ半年かかるケースがありました。見直しの頻度は商品によって異なります。
    Qアパートローンにも5年ルール・125%ルールはありますか?
    A住宅ローンでは多くの銀行が設けていますが、アパートローンは事業性の融資のため、一般的には設けられていないとされています。返済額を一定期間変えない仕組みを持つ商品もあるため、契約内容を金融機関にご確認ください。
    Q今から固定金利に切り替えたほうがよいですか?
    A一概にどちらがよいとは言えません。固定金利も上がっており、2026年10月時点では変動金利との差が大きく開いています。切り替えの可否や手数料、残りの返済期間、収支の余裕を踏まえて判断することが大切です。金融機関や専門家に相談しながら検討することをおすすめします。


    ページ作成日 2026-10-05

ローコスト高品質の木造新築アパートBayRoomベイルームシリーズローコスト高品質の木造新築アパートBayRoomベイルームシリーズ
この記事の特集タグ