【13年の経営人生で味わった最大の挫折】【更新】 | 神奈川の不動産投資、新築アパート経営は横濱コーポレーション

  • 【13年の経営人生で味わった最大の挫折】

    横濱コーポレーション株式会社 代表取締役社長 菅沼勇基の連載コラム。
    第11弾は、13年の経営人生で味わった最大の挫折について
    
    
    2012年に起業してからの13年間、決して平坦な道のりではありませんでした。
    特に、2019年に起こった“ある出来事”が、私の経営人生に大きな影を落とすことになります。
    今回は、私が経験した最大の挫折と、そこから得た学びを、率直にお伝えしたいと思います。
    
    【ゼロからの挑戦】
    2012年10月、私は20代で会社を立ち上げました。
    当時は実績も信用もなく、銀行からの融資すらままならない。
    それでも「この道で生きていく」という覚悟だけを胸に、不動産業界に飛び込みました。
    
    一件一件の契約、一人ひとりのお客様とのご縁が事業を少しずつ前に進め、
    社員にも恵まれ、気づけば会社は右肩上がりの成長を遂げていました。
    順風満帆――まさに、当時の私にはそう思える時期だったのです。
    
    
    【業界を揺るがした“事件”と、急転直下の現実】
    転機が訪れたのは、2019年。
    いわゆる「かぼちゃの馬車事件」が社会問題化し、不動産業界全体が激震に見舞われました。
    
    サブリース契約を巡る信頼崩壊は、金融機関の融資姿勢を一変させ、
    投資家心理も冷え込み、市場は一気に厳しい環境へと突入しました。
    
    私の会社は、いわゆる“絶好調”の最中にありました。
    それでもこの激変の波を前に、「このままでは会社が守れないかもしれない」と、
    本気で悩み、苦しみ、葛藤する日々が続きました。
    
    
    【親会社への株式譲渡という決断】
    経営を守るために私が選んだのは、会社の株式を親会社に譲渡することでした。
    この決断により、会社は完全子会社となり、経営権は親会社へと移ることになります。
    
    創業者として、これほど苦しい選択はありませんでした。
    「ここまで自分で築いてきた会社を、他人の手に委ねるのか?」
    経営者としての誇りと、組織を守り抜く責任の狭間で、幾度も心が揺れました。
    
    正直、すべてを終わらせてしまおうかと考えたこともあります。
    この場を去ることが、自分にとっても会社にとっても正しいのではないかと。
    
    それでも私は、「まだやり切っていない」という思いに背中を押されました。
    たとえ経営権が移っても、代表取締役社長として、私はその責任を果たし続ける道を選んだのです。
    
    
    【続投という“再起”】
    子会社化されたあとも、私は経営の現場に立ち続けています。
    かつてのように“自分の会社”とは言えなくなったかもしれません。
    しかし、それでも「私が引き続きこの会社を背負う」という決意は変わりませんでした。
    
    立場が変わっても、本質は変わらない。
    お客様に誠実に向き合うこと。社員の未来を守ること。信頼される会社であり続けること。
    そのために、私は今も毎日、経営に向き合い続けています。
    
    あのとき諦めなかったことが、今の横濱コーポレーションにつながっています。
    
    
    【“失敗”を恐れず、学びに変える強さ】
    この経験は、私にとって明らかに「挫折」でした。
    でも今ならはっきり言えます。
    失敗や後悔からこそ、人は成長できる――と。
    
    投資も、経営も、人生も、すべては一歩ずつの積み重ねです。
    時に後退することもあるでしょう。思い通りにいかないこともあるでしょう。
    それでも、自分の選択に責任を持ち、次の一手を考え続けること。
    それが、長く続く“真の資産形成”につながると、私は信じています。
    
    
    【これからも、「信頼できる選択肢」として】
    横濱コーポレーション株式会社は、不動産投資において「信頼」と「再現性」を大切にする会社です。
    一棟ごとの企画、施工、賃貸管理、出口戦略までを自社で一貫して手がけるのは、
    過去の失敗と向き合ってきたからこそ、責任の重みを知っているからです。
    
    私はこれからも、経営者として進み続けます。
    投資家の皆さまの長期的な資産形成に、真摯に向き合うパートナーであり続けたいと願っています。


    ページ作成日 2025-06-19

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